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ECで使う 「Cではじまる3文字のことば」

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C-C-B_2008

楽天市場のECC(ECコンサルタント)との会話やテレアポの営業電話などで、聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

「CPAが~、CPCを考えると~、CPOが高いので~、御社のCVRは~・・・」

もう聞いただけでイライラしてくる方もいらっしゃるとは思いますが、ことネットショップの運営においては押さえておかなければならない大事な要素がありますのでこれを機に覚えてみては・・・?

ということで「C」から始まる、3文字の略語をピックアップしてみました。

CPC

クリック単価 (Cost Per Click)
ネットショップ(サイト)へのアクセス(クリック)を獲得するのにかかったコスト。
CPC=(かかったコスト÷アクセス数)

CPA

顧客獲得単価 (Cost Per Acquisition)
商品購入や資料請求、会員登録など、成果(注文、資料請求、会員登録など)を1件獲得するのにかかったコスト。
※以下のCPOとCPRの総称。
CPA=(かかったコスト÷成果数)

CPO

受注獲得単価 (Cost Per Order)
注文1件を獲得するのにかかったコスト。業種や商品の単価によって適正な金額は大きく異なる。
CPO=(かかったコスト÷注文数)

CPR

問い合わせ獲得単価 (Cost Per Response)
問い合わせ1件をするのにかかったコスト。サービス業に多い指標で、販売の場合はCPOが主流。
CPR=(かかったコスト÷問い合わせ数)

CRM

顧客情報管理 (Customer Relationship Management)
購入履歴、問い合わせやクレームの内容などを管理し、その顧客に合った商品を紹介したりといった顧客満足度の向上を目指す手法のこと。
このデータベース(CRMシステム)の使い方によってリピート、顧客満足度が大きく変化する。

CPM

1,000回表示コスト (Cost Per Mille)
1,000インプレッション(表示回数)まで到達するのにかかるコストのこと。
CPM=(かかったコスト÷閲覧数)×1000

CTR

クリック率  (Click Through Rate)
広告がクリックされる割合のこと。広告が表示・配信されたインプレッション数から割り出します。
CTR=(クリック数÷インプレッション数)

CVR

営業力・販売パフォーマンス (Conversion Rate)
ネットショップ(サイト)のアクセス数=PV(ページビュー)や訪問者数=UU(ユニークユーザー)から、成果=CV(コンバージョン)に至るかの割合(%)。
ランディングページ(LP)を評価するのに良く利用されます。
CVR=(受注数÷アクセス数or訪問者数)×100


「CVRが2.04で~」

なんて言われても良くわかりませんので、通常はまずCPA(CPO)とCPCを考えてみるのがわかりやすいかと思います。

ちょっと大雑把ですが想定してみましょう。
例えば、3,000円で販売している商品、利益は1,000円くらい、広告費は利益1,000円の中から500円くらいなら使おう、・・・だったとします。
(この見積もりが良いかどうかは別なんですが)

CPO、1件の注文にかけられるコストが500円ということになりますので、50,000円の広告を使うのであれば、そこから100件以上の注文が入るかどうかを検討すれば良いことになり、反対を考えると、在庫が10個しかなければ、5,000円以上の広告費を使うことは意味がないことになります。

次に転換率(売れる割合)です。
その商品の転換率が5%位だろうと想定すると、100件の注文をとるためには、2000件のアクセス(クリック)が必要になりますので、この場合50,000円の広告のCPCは25円になります。
(当然ですが、ここの転換率とアクセス(クリック)の想定をダブルで読み違えると大変な事になります)

CPCが良い(安い)だけでも、転換をしないと全く意味がないのですが、楽天のECCさん達はCPCを重視している方が多い(と個人的に感じる)ので、自社商品の転換率も合わせて検討をしたいところです。

とはいえ、実際の場合は、利益をギリギリに使って、更には少々利益を割り込んでも、という考え方で広告を使ってしまうことも多く見受けられます。(特に楽天市場の場合)
こういった「想定」を元に広告を使い、結果的に出た数値が「CPO、CPCは~円だった」となるわけですが、インターネットの世界において「全てが計算通り」なんてこともなかなかありませんので、悪くても「想定内の誤差」程度まで近づくことが出来ると大きな失敗はなくなります。

いずれにしても、その後のリピートなど「追客」を行うことでトータル(ゆくゆく)大きなプラスに持っていくことが大前提になりますので、このような広告で新規顧客を効率よく獲得しながら、しっかりフォローを行うことが大事になってきます。

この数値の想定とは、今までの実績や履歴、現在のトレンドなどを参考に決めるにしても、結局は担当者の、言ってしまえば「勘」になりますので、上の3文字略語の数値を駆使しながら検討する必要があり、まあ知っておいて損は無い!ということになるのですが、どうしても「3文字略語とかキライ」「考えたくない」という方はご連絡いただければ一緒に考えることは可能ですので是非弊社まで・・・。

ちなみに、これも良く聞く
CSS は Cascading Style Sheet(カスケードスタイルシート)の略で
ネットショップ(サイト)を表示するための仕様で、ページデザインにおかけるシステム用語です。制作に携わってなければ直接関係ないですが、Cの3文字を見過ぎて、たまにこんがらがる方もいらっしゃいますのでお気をつけください。

もうひとつちなみに、タイトル画像のCCBですが、
CCB=(ドラム×ピンクの髪×高い声)÷ロマンティックが~

ではなく

Coconut Boys
の略だそうです。

毎度お騒がせしました。

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